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オフィスを内見する際に押さえるポイント

移転先を選定するために、現地視察はとても重要な行為です。
実際に現地に行ってチェックしてくるポイントをまとめました。
一般的な内見順路に沿って、チェックポイントを解説していきます。

内見チェックシート  比較検討シート
※こちらからダウンロードできます。

交通アクセス ⇒ 周辺環境 ⇒ 外観を見る ⇒ エントランス ⇒ EVホール(1階/オフィスフロア) ⇒ 室内 ⇒ 水回り(トイレ/給湯室) ⇒ 付帯施設 ⇒ 周辺環境

交通アクセスメイン路線や利用可能な路線数の確認/最寄り駅からの距離/駅からの導線はどうか
各方面から通いやすいかどうか、駅からわかりやすいか立地なのか、駅直結か、デッキや地下道で繋がっているかなどの判断材料を収集しましょう。
周辺環境前面の道路環境はどうか/利便施設が近くにあるか/飲食店舗の数は十分か/オフィスに適した環境であるか/近くに風俗街などが無いか/治安に問題が無いか
到着前:最寄り駅からビルまでの間とビルの周辺を良くチェックしましょう。
内見後:来た時とは別のルートで周辺をチェックしましょう。
外観見た目の印象はどうか/外壁の素材は何か/リニューアルの有無/窓の大きさ/窓にシートを貼っている会社があるか/袖看板の有無
パッと見の第一印象は、入居後に来客が抱く第一印象を想像できます。
ビルの外観は自社のイメージを印象付けるポイントの1つになります。
エントランス建物(扉)の内か外か/明るいか暗いか/清潔感が保たれているか/広さはどうか/通用口等への導線はどうか/植栽や待合スペースなどの有無/セキュリティはどうなっているか/オフィス専用エントランスの有無/スカイロビーの有無
エントランスは外観とともにビルのグレード感を表す象徴的なエリアです。
来客が抱く印象や通勤時のモチベーションにもつながります。
EV/ホールEVは何基あるか/EVの広さは?(何人乗り)/EV内の雰囲気は?/更新されているか、古いままか/貨物用EVの有無/モニター・監視カメラの有無/セキュリティゲートの有無/EVホールの広さや印象/シャトルEVの有無
まずビルの収容人数(基準階面積と合計フロア数から想定)に合った数が設置されているか、大規模なビルであればセキュリティを満たしているかという点もチェックポイントになります。
室内1フロア単独貸か他社と共有か/室内の形状はどうか(正形、L字型、コの字型など)/レイアウトのしやすさはどうか/柱の有無と位置(邪魔にならないか)/窓は何面あるか/窓の大きさはどうか/採光が取れる方角は?/天井の仕様や高さはどうか/照明器具のタイプ/エアコン(タイプ・吹き出しの数・位置・運転時間・費用)/配線タイプ/OAフロア(有無と高さ)/タイルカーペット等床の色/壁(壁紙・塗)/ブラインド(有無とタイプ)/居抜き可能か/セットアップであるか/室外に受付台が置けるか
会社として専用使用するスペースですので、気に入った物件は細部までチェックをしましょう。
候補物件はレイアウトをテストフィットして検証することをお薦めします。
トイレ/給湯位置(室外、室内など)/男女別か共用か/便器の個数/手洗い場の印象/化粧台の有無/小物入れの有無/エアコンの有無/清掃(ビル側or自社・頻度・費用)/備品(トイレットペーパーなど)の用意は?(ビル側or自社)
社員が気持ちよく働くために重要なポイントです。普段は入れない異性用のトイレも確認して社内報告できるように努めましょう。
清掃内容は、ビルの管理体制によって異なりますので、現地で質問することをお薦めします。
付帯施設駐車場(平面or機械・サイズ・空き台数・費用)、喫煙場所・屋上庭園等、リフレッシュコーナー、ラウンジ、貸会議室、貸倉庫、店舗等の施設、複合施設併設
大規模ビルになるほど、付帯施設が多くなります。しっかりと時間をかけて見学して全体を把握するようにしましょう。
ラウンジや貸会議室の有無が選定の決め手になるケースも増えています。
管理体制管理室・管理体制(常駐・無人)、警備(機械、有人、無し)、夜間や土日の出入り方法、清掃・ゴミ処理(共用部・室内・ビル側or自社・費用・ゴミ捨て場)、テナント案内板等サイン掲示について
話が進んで館内規則などを入手してから知ることは多々あります。
事前にビルの管理体制や入居時の工事や搬入のルール、日常的な注意事項を把握しておくことで後々のトラブルを回避することに繋がります。

見落としやすいポイント
内見に立ち会ってくれたビルオーナーや管理会社、窓口の不動産会社の印象を掴みましょう。入居後に関わる人たちですので、良い関係を築けそうな相手なのかどうか観察をし、不動産業者にもヒアリングすると良いでしょう。

内見後の整理と社内検討
・写真を撮影しておく​
百聞は一見に如かず!スマホなどで写真を撮って、後日社内検討に使えるようにすることをお薦めします。​
(アテンドしてくれる不動産業者に撮影してもらい、後で画像を送ってもらってもよいと思います)​
室内だけでなく、外観、エントランス、トイレなどの共用部を含めて数多く撮影しておくと、社内検討の精度が高まります。​​

・書類で整理する​
内見時に物件の情報を書き留めておくと、社内検討に役立ちます。​
※「内見チェックシート」を使用することで確認事項が明確になり、内見時の質疑もしやすくなります。​

内見した物件をリスト化することで、複数の物件を同条件で比較して候補を絞りやすくなります。​
※「比較検討シート」を社内検討資料として、ご活用ください。​

​「内見チェックシート」「比較検討シート」は下のボタンからダウンロードすることができます。